ギャラリーのはなし

僕が通っているPlaceMというギャラリーは来たことがある人は分かるでしょうが、古い雑居ビルにあり、場所も新宿御苑駅からちょっと歩いた辺鄙なところ。とは言え自主ギャラリーでは日本で2、3番めに古いところで、森山大道や須田一政、木村伊兵衛賞の石川竜一など様々な方の展示やトークショーなども行われています。大御所や新進気鋭の若手作家から美大、芸大生なんかの展示もしている素敵なギャラリーです。

ただのマニアなだけの空間かと思う方もいるかもしれないけど、ちょっと前には日本写真協会の企画展である国際展「アジアの写真家たち2016モンゴル」という展示がありました。これはニコンサロン、キヤノンギャラリー、ソニーイメージギャラリー、そしてPlaceMという4つのギャラリーで主催されていました。新宿の片隅にある小さなギャラリーが、じつは最大手の企業ギャラリーと肩を並べるほど大きな影響力がある、そんな場所なんですね。

基本はレンタルギャラリーの他にレンタル暗室やワークショップを開催していて、僕はこのワークショップである「夜の写真学校」の生徒なのです。授業は毎週土曜日の夜19時から始まります。写真のワークショップというとテーブルフォトだったり花とか物とかスナップの撮り方とかボケやら構図が〜ってのが多いかと思いますが、夜の写真学校ではそんな事は一切なく、ただ自分が撮ってきた写真を二人の先生に見せるだけです。それぞれ、好きなテーマで写真を撮り、個展をするのが目的のワークショップで、写真の本質と内容を追求するために、徹底的に写真を見て講評する授業となります。

わかりやすく言うと毎週撮ってきた写真を見せるポートフォリオレビューみたいな感じですかね。他のワークショップと違って全何回というのが無く、2年間のうちに個展をやるまで何回来ても良いのです。また課外授業というのがあり、夜に来られない人なんかは土曜の午後に見てもらうことも出来ます。詳しくはリンク先を見て下さい。参加している方は幅広く、まだカメラを買ってないけど写真を始めてみたいという人も居れば、何十年もやってきてもっと上を目指したいという人も居るし、学生もいれば主婦も無職も医者も弁護士もほんと多種多様です。授業のある土曜日には見学も受け付けているので気軽に来てみてください。

他にも書きたいことあったけど長くなってしまったので今回はここで終わり。


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